Bagazine 2008年7月15日号より

 原油価格の高騰をベースにあらゆる物価が上がり続け、永続的な右肩上がりといわれてきた景気も一段落、下降線を辿りだしたとみる向きも多い。ここへきてエンドユーザーも買い渋りの様相を呈しはじめており、5月、6月と不振を嘆く小売店舗も増えてきている。
 一方、ここ何年来、コストが安く、人手が溢れている近隣海外諸国への生産基地シフトが盛んに行われてきたものの、中国をはじめとするそれら海外諸国の急激な発展に伴い、コスト面でも人手面でも今までになかったような厳しい状況に直面していることから、にわかに国産に脚光が当たるような場面も目立ってきている。
 「ちょっと売れ行きは良くありませんが、国産品の売れ行きの方は良いようです。国産といっても従前よりも材質的にも作り的にもアップした差別化製品が中心です」と小売店は語る。
 こうしたなかで「今、或る商品を考えているんだけど、どこで作ってもらったら良いのか」 「どこか良い(特徴的な)素材、パーツを扱っているところないかな」と考えているメーカー、企画担当者も少なくないことだろう。製造メーカー、各種素材、副資材等々”ものづくり”企業を紹介する。

今回紹介する”ものづくり”企業《 清水商事 / 東洋皮革 / 章利 / シフレ / 大和商事20 / 東京錠前製作所 / ザンビ機工 》

清水商事

世界のクオリティを日本向けに
さらにレベルアップした「ボンテックス」が好評
副資材の供給だけでなく、
物作りを総合的にサポートする体制へ

Interview/清水商事 清水登社長

 カバン・ハンドバッグ等総合資材卸の清水商事鰍ナは、環境に配慮した副資材の開発・販売から、裁断・加工等の技術的なサポートまで、バッグ製造に関わる様々なサービスを提供している。特に圧倒的な国内シェアを持つ芯材については、国内メーカーから高い信頼を得ており、新たに販売開始した「ボンテックス」も好評だ。2006年、創立50周年の節目に社長に就任した清水登氏(41歳)に、副資材の現状から見た新製品「ボンテックス」の開発ポイントを聞いた。

── 副資材関連の現状は?
清水
 あらゆる業種で生産拠点が海外へシフトしつつある中で、副資材でも国内での生産量がだいぶ落ちています。また原油高の影響から、コストを抑えながらクオリティを追求するというバランスが非常に難しくなっています。
 当社はこれまで主に芯材において、国内生産によるクオリティの高いものを供給してきましたが、国内の提携工場が設備の老朽化等の理由で相次いで閉鎖したため、それに代わる環境を整備してきた、というのがここ1〜2年の状況です。
── 従来の国内生産に代わる環境とは?
清水
 当社の製品をお使い頂いているのは、主に国内に生産背景を持ち、しっかりした物作りを追求されているお客様です。最終的に消費者が納得できるような、こだわりのあるマテリアルが求められるため、これまで国内で対応してきたものと同レベルのクオリティは必要不可欠です。
 中国生産の材料でも似たようなものはありますが、最近何かと問題になっているように、環境面や完成度で不安要素も多く、コスト面でのメリットもない。実際に一部接着剤などは規制されているものもあります。お客様の手に触れることが多い材料ですから、やはり国内の、安心して使って頂けるものが理想なのです。
 ただどうしても国内で対応できなくなった今、それに変わるものとして新たに取り組んだものがアメリカ製の「ボンテックス」です。従来から若干は扱っていましたが、この程日本向けに改良を重ね本格的に販売することになりました。
── ボンテックスの特徴は?
清水
 パルプボードに天然ゴムを浸透させ、反発力やしなやかさを出す芯材は、立体的なカバン・バッグを作る上で多く使われてきた材料です。中でもボンテックスは、もともとヨーロッパの有名ブランドにも使われているほど信頼性の高い製品です。そのクオリティからさらに日本向けにアレンジし、以前のものと同等のものがようやく安定供給ができるようになりました。
── 主に日本向けに改良されたのはどういった点でしょう?
清水
 一番追求したのは風合いです。樹脂の量を調整して、芯材としての反発力を維持しながらしなやかさを出しています。しかもクオリティはそのままに価格をリーズナブルにしています。もちろんコストを掛ければよりいいものはできますが、これだけ原材料費が上がっている中なので、「なんとか安くていいものを」という視点で開発してきました。
 きっかけは国産の芯材に代わるものを、ということだったのですが、結果的に、より時代に合ったいいものに改良できたと思います。もう徐々にボンテックスに切り替えて頂き、だいぶ御好評を頂いております。
── 芯材の他に今後何か力を入れていくことなどはございますか?
清水
 国内での物作りの現場が抱えている問題、特に後継者不足に対して何かお手伝いしていきたい。既に今、現場で作り手が不足している場合など、当社である程度のところまでカバーしています。資材の提供だけではなく、これまでの蓄積からもっと総合的に物作りをサポートできる体制にしていくことも考えています。
 それともう一つ、環境問題に対する取り組みを強化していくことですね。カバン・ハンドバッグ業界も環境問題に対する意識は高まっていますが、それをもっと具体的なかたちにしていけるよう、材料の段階から提案していきたいです。

←レザーフェアに於いて注目度が高かった新製品「ボンテックス」。副資材の供給だけでなく、生産工程で必要な様々なサービスを提案している


【取り扱い品目及び加工】
巻物芯材、板物芯材、成形芯材、押出芯材、接着剤、溶剤、仕上剤、包装用袋、包装資材、ミシン糸、テープ、紐、工具、抜き型、裁断加工・貼り合わせ加工他

■清水商事(株)
TEL:03-3899-2181

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東洋皮革

↑仕上げに関してはすべてを
手作業で行っている

安定した原皮調達、技術力、販売力
この3つのバランスが重要
グローバルな視点を持った提案型の工場を目指す

 クロコダイル、パイソン、リザード、オーストリッチなどの爬虫類素材を専門とする染色タンナーの東洋皮革(株)(本社東京・齊京照二社長)では、自社工場における一貫した生産体制で創業以来70年弱、こだわりのエキゾチックレザーを提案をし続けている。
 同社が生産する素材製品は、国内供給と輸出による海外への直接供給となっており、国内のタンナーには珍しく、欧米を中心とした海外への輸出割合が生産総数の4割近くにも上る。世界市場で爬虫類素材の60〜70%を握る海外の企業からの発注もあり、まさにワールドワイドな素材提案を行っている染色タンナーと言える。
「以前と比べても海外からの注文は増えてきている。国内と海外を分けている訳ではないが、新しい提案に対して反応が早いのは海外の顧客。その分、要求される製品レベルは非常に高く、目も厳しい。資金力も技術力もあるヨーロッパのタンナーではなく、わざわざ当社に依頼するという部分で、染め屋としての評価を頂いてると思っている」と、齊京社長は話す。
 世界的に高い評価を受ける大きな理由は、顧客との直接のやり取りと自社工場生産という体制にある。
 発注者と生産者とが直接やり取りをすることで、求めている素材の微妙なニュアンスの色具合や仕上がり感を把握することができる。顧客のニーズをしっかりと理解した上で、これまで生産してきた膨大な量の素材資料や経験をもとにサンプルを作成し、顧客と確認し合い軌道修正しながら、限りなく100%に近い形で応えることができるのが自社工場生産の強みでもある。

↑熟練したベテランから若手スタッフまで、全員が「皆で1つの
製品を作っている」という意識を持って作業に取り組んでいる

 工場内では、熟練の職人から若手スタッフまで社員全員が、各工程を担当しながらも全体の流れを把握しており、皆で1つの製品を作っているという意識を持って作業している。また、齊京社長曰く「うちは効率が悪い」という程、1つの素材製品に対し20〜30行程の手間を掛け、仕上げに関してはすべてが手作業で行われている。「革は1工程入れることで、必ずその跡が残る」という言葉通り、顧客の細やかな要望に対して満足のいく結果を出す理由が、ここにもある。
 染色タンナーとして、技術力・開発力を第一に考え、そのレベルを高めていくことは当然の事。しかし、それだけではダメだーと斎京社長は言う。
「染色工場であるならば技術で勝負するのは当たり前。でも、それは安定した原皮の供給があってこその話。材料を確保した上で、その中でランクの違う素材ごとに違った加工を施し、どのランクの製品も無駄なく流通させる。
 等級が上の原皮は例えて言うなら高級食材。持ち味を生かすためにあまり手は加えない。それ以外の、低い等級の革をいかに高級食材に近づけ、高級料理の素材として使えるように(付加価値づけ)するのが、タンナーとしての本来の姿であり、技術力・提案力ということになる。
 だから、原皮の安定供給、技術力、それと販売力、どの1つも欠けたり突出せず、この3つのバランスを保つことがとても重要」
 世界に通用する同社の技術力は、爬虫類原産国の供給工場との太いパイプにより安定した原皮の調達ができることに支えられ、その技術力で作られた素材が顧客の満足度を得てさらなる販売に繋がっていくーーというように、まさにバランスの良い3角形の企業システムが形成されている。
 今後は、技術力だけでなく、ファッション動向を敏感にキャッチし、マーケティングリサーチも含めた情報収集能力を高め、日本の爬虫類タンナーとして世界規模で発信できる素材提案に挑戦していく構えだ。

■東洋皮革(株)
東京都足立区梅田4-3-18
TEL:03-3849-1186
http://www.toyohikaku.com

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章利

取締役営業部長 阪本 章 氏

顧客とタンナーの架け橋となる
レザーコーディネーターを目指す

 袋物・鞄他各種皮革販売としてヌメ革商材をメインに展開している(株)章利(本社東京・阪本利夫社長)では、生産サイドに近い立場を活用し、多様な顧客ニーズに応える皮革素材の提案を行っている。
 もともと同社は、ヌメ革のパイオニア的存在として広く知られるタンナー、栃木皮革(現栃木レザー)を中心とした栃木グループの革問屋(株)ファルコンが前身で、前栃木皮革の経営陣に名を連ねていた阪本氏がその社長を務めていた。その後、(株)章利を立ち上げた現在でも栃木レザーとの関係は深く、主力となるヌメ商材の取引を継続している。
 会社設立からの年月は浅いが、企業背景を見ると、国内最高峰とも称されるヌメ革生産工場との永い歴史と太い繋がりがあり、その分野の豊富な素材知識に裏付けられた販売実績を有している。
「ヌメ革以外にも、ピッグスキンや防水革のWP(ウォータープルーフ)も得意なんです」と話すのは、取締役営業部長の阪本 章氏。
 同氏は以前、叔父が経営するタンナーの三恵産業(株)に約10年間勤務しており、鞣製、染色からフィニッシングの現場で修業を重ね、技術開発部長として皮革製造の第一線で活躍し、前身のファルコン時代に卸業に転職して今に至る。ヌメ革(タンニン鞣し)をベースとした展開に、章氏がこれまで経験してきたクロム鞣しの革も加わり、より幅広い素材の提案が可能となった。

↑社内にある工房。
取り扱っている革素材を使って色々な製品サンプルを
作っている。作業をしているのは阪本利夫社長

 自社の方針について章氏は次のように語る。
「デザイナーさんや企画の方からのご要望は非常に多様で、なかには無理難題に近いものもあります。タンナーでの経験から、どうしても出来ないものには、出来ませんと即答いたしますが、お客様の求めるオリジナルレザーを作るときには、自分が得意とするフィニッシング技術の経験を生かして、製品のより深い説明と生産上の技術的な部分を分かりやすく噛み砕いてご説明するように心掛けております。それから、お求めになる革の特性に一番適したタンナーを選定し、希望があればその生産現場にもお連れしています」
 このような方針より、同社では素材の見本となるサンプル帳を作成せず、顧客のニーズに応じてその都度サンプルを作っている。単に既製品を販売するのではなく、「お取り引きよりも、お客様と一緒に納得のいく革作りの取り組み」という姿勢が信条とのこと。
 また、仕事は問屋業だが、生産業に近い考えでなければいい商品は提案できないーーという考えから、頻繁にタンナーに足を運び、生産サイドとの意思疎通も積極的に図っている。
「自分もタンナー出身だから分かるのですが、タンナーにとってのお客さんは革の問屋さんという意識があります。自分達が作った革がどのように使われているのか、どんな製品になって市場に出ているのか、という所まではあまり考えが及びません。

↑工房で作られた革製のパーツ。
同社の提案力を示すアイテムでもある

 当社ではタンナーに仕事を依頼するとき、どのブランドで、いついつのコレクションで、どういうアイテムで使う素材、ということをきちんと伝えています。商品の販売時期も教え、できれば実際に店頭で見て欲しいーとも話しています。市場に出た商品を見ることで、そのブランドの素材は自分達が提供しているんだーという誇りを感じれば生産者としてのモチベーションが上がりますし、さらなる素材開発への意欲にも繋がります」と、エンドユーザーを視野に入れたもの作りの大切さを章氏は述べている。
 思い描く企業像は「取引先のメーカーやブランドとタンナーとの架け橋」とのこと。これからも、顧客が求める素材とタンナーの個性を活かした素材のマッチングを担う、レザーコーディネーターを目指している。

■(株)章利
東京都台東区今戸1-12-1
TEL:03-3876-2924

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シフレ

↑今年2月に移転した東京支店のショールーム。
通りに面した明るく開放的な雰囲気

スーツケースには絶対の自信
スピーディな対応と実績ある開発力

 レトロな革の風合いが人気のトラベルケース「ユーラシアトランク」で知られる各種スーツケース、キャリーケースの(株)シフレ。現在OEMの割合は約2割だが、信頼あるその取り組みが高く評価されている。業界以外の顧客も約5割に及び、最近では、渋谷109の人気ショップ「マウジー」(moussy)から話しが舞い込み、大きな取り組みをした他、クレジットカード会社のポイントによるノベルティ商品、また百貨店からの外商企画なども少なくない。
 そんな同社が一番の持ち味にしているのがスピードだ。同社取締役の山本信樹営業部長によれば、「当然、お客さまの要望をすべてクリアするということが第一なんですが、中には難しい場合もありますので、お客さまの1つ1つの要望に対して、それが可能なのか?、無理なのか?、またどういう条件ならできるのか?、予算も含めてスピーディに回答できるようにしています。検討させてくださいと言って、意味もなく長引かせるのは止めよう―と。すべてにスピーディな対応を心がけています」とのこと。

↑スーツケース関係は安定した
動きでOEMも好評。6月展では
写真のボーダーカラーが特徴の
トリコロール・シリーズなどを発表

 また、商品のクオリティについては絶対の自信をもっており、特にハードケースについては世界でも指折りのメーカー(台湾・C&C社)から供給していることから、強度など各種テストもそれぞれC&C社の基準、またシフレの基準で行っており、その品質には定評のあるところ。
 そして、もう1つ大きな特徴としてあるのが、同社が絵の段階から提案できる機能を持っているという点。クライアント側からデザイン画を用意できなくても、イメージやコンセプトに基づき同社がデザイン画を提案でき、スピーディなサンプル製作に繋げられるというわけ。
 消費者の生活スタイルが多様化し、商品に対するこだわりの目も強くなってきている今日の環境の中で、品質的にも機能的にも、そして感性の部分でも本当に満足してもらえる商品の提供とともに、顧客の多様な要望にスピーディに、的確に応えていくことで、ビジネスチャンスの拡大に努めている。

■(株)シフレ 東京支店
東京都台東区浅草橋1-21-6
TEL:03-3861-8885

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大和商事20

バッグ等のチャーム(クリスタル・ワンポイント付)に人気
ホビーショーを通じて幅広いニーズにアプローチする

 カバン・バッグ・ベルト等ファッション雑貨に関する各種資材の販売を行っている(株)大和商事20(東京都中央区日本橋堀留町1-3-6・仁禮隆雄社長)が、かねてから基本コンセプトにしているのが
「お客様ひとりひとりと密度の高いコンタクトをとることによって、現在何が求められているのか、今後将来的に何が求められていくのか…についての追求を常に行い、その時々に得られた結果に基づいて積極果敢に挑戦していく」ということ。
 同社が扱っている革テープや各種パーツの場合、ほぼ100%がファッション雑貨の商品の一部もしくは付随するものとして市場にプレゼンテーションされているわけで、実際問題として消費者の声を吸い上げにくいのが事実。とはいえ、海外産品との厳しい競合に明け暮れる昨今の国内業界にあっては、テープやパーツなど副資材の分野に於いても、他社との差別化を図るとともに、よりニーズの高い製品を提案していかなければ生き残り、なおかつ勝ち抜いていけないのは確か。

↑写真右端は同社業務推進責任者の福田豊氏

↑ホビーショーの大和商事20のコーナー

 そのためにも、様々な方法を通して消費者の直かの声を聞くべく機会を設け、同社の扱う各種資材に活かしていくための「挑戦」を行っていくのである。
 そのひとつとして挙げられるのが今年で連続4回参加になる、年に1度の日本ホビー協会主催「日本ホビーショー」への出展。今年も、5月半ばに東京ビッグサイトで開催された同展示会の(株)大和商事20の小間には、連日多数のお客さん(業者およびホビーに興味のあるエンドユーザー)が詰めかけて大盛況であった。
 人気の秘密は、小間のできうる限りのスペースを使って実施される「来場者が実地に体験できる革アクセサリー製作コーナー」にある。担当者の懇切丁寧なティーチング・アシストのもと、熱心に真剣に革アクセサリーの製作に励んでいた。
 「今回は、“イタリアンレースとオリジナル金具の融合から何が生まれるか”を基本テーマにして、製作可能の製品の種類も11種程に増やしました」と語るのは、ホビーショー関連の業務推進責任者の福田 豊氏。
「全体的な印象として確かに浸透してきた感はありますが、その反面“こんなことやったことない、初めてやりましたが凄くオモシロいですねと”、工具一式を買って帰られるお客さんもまだまだいらっしゃいました。
 また、“通常、このようなパーツの小売はしていないのですか? ”、“どこに行けば手に入るのですか? ”、“定期的に、このように実地に教えていただける場所はあるのですか? ”、といった声も多く、これらのお客さんの声にも応えるべく、その場だけの実地体験および販売に終わることなく、興味を持たれたお客さんを今後、当社の企業活動のどこに繋げていくか…この辺についても考えていかなければならないな、と思いました。
 一方、業者の方からは、”当方だけのオリジナルパーツはできないのか?“等のお問い合わせが多かったので、こちらに対しても早急に対応していきたいと考えています」とのこと。
 今回特に人気があったのが、バッグストラップ、バッグチャーム、オープンハートにクリスタルのワンポイントが付いた金具をブレスレットにしたもの(写真右上)。バッグストラップとバッグチャームはアクセサリー的要素と実用性を兼ね備えており、作り終わった後、すぐその場で付けて帰るお客さんも多く見られた。
「ほかでは見たことがない、と大変好評でした。一般のお客さん以外でも、幾社かのバッグメーカーの担当者の方がこの製品に注目されまして、現在、受注のお話しが進捗中です」
 厳しい環境下であるとはいえ、(株)大和商事20は、新たな時代の資材提供企業を目指して積極果敢な挑戦を続けることで、さらなる飛躍の途を辿っていきつつある。

■(株)大和商事20
東京都中央区日本橋堀留町1-3-6 日本橋20ビル3F
TEL:03-5651-5277〜8

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東京錠前製作所

↑新商品「ワンタック」

↑押しボタン状になっている中央部分を
ワンプッシュすると簡単に解錠するタイプ

〈画期的機能〉カギの掛かるホック
新商品「ワンタック」 秋より販売スタート

 鞄・袋物・ケース金具製造卸、輸入錠前販売およびオリジナル錠製作を手掛ける(株)東京錠前製作所(本社東京・斎藤俊一社長)では、同社オリジナル企画による新商品、カギの掛かるホック「ワンタック」を開発製品化し、今年の秋口より販売をスタートさせる。
 この「ワンタック」は、留めるとき従来のホックのような感覚で簡単にワンタッチでできるが、一度留めるとその状態でロックが掛かり、不用意に外すことができなくなるのが大きな特徴。強い力で引っ張っても外れず、ホックでありながら“カギが掛かる”機能を備えていることから、バッグや鞄での使用は、防犯対策的な安全機能の高い留め具としての活用が期待できる。
 また同社では、この強力なロック状態を外すのに2つの方法を用意。
 ひとつは、特殊なマグネットキーを使用した解錠で、メス側の表面に特殊マグネットキーを触れることで簡単にロックが外れる仕組みとなっている。キーが無いと開かないので、カッチリ施錠したい部分での使用に向いている。
 もうひとつは、オス側の表面中央を押しボタン状にし、それをワンプッシュするだけで簡単に解錠する方法。こちらは手作業で解錠できるため、仮留めが利くホックとして利用できる。用途に応じて、マグネットキーでの解錠かワンプッシュでの解錠かを自由に選択することができ、また、使用目的によってはこの2つを組み合わせてリバーシブルで活用することも可能だ。
 表面がフラットで薄型形状のため、そのまま生地に取り付けてもバッグ本体のデザインに違和感を与える影響は小さく、また、表地を被せて縫い込めばホック自体を隠して使える。生地や革など一定の厚みのある素材でも解錠操作が簡単にできるところがポイント。
 現在、このホックは、アパレル分野において既に衣類での活用がスタートしており、利用実績も上がっていることから、鞄・バッグの分野でのニーズも高まると予測できる。  斎藤社長曰く
「ここ最近は、お客様からのご要望が非常に多様化しており、従来の考えや視点では思いもつかないような機能や用途の商品化についてのご相談が増えてきました。今回の新商品もお客様の声をきっかけに製品化されたひとつであります。当社としましては、今後も多様な顧客ニーズに応えるため、常にアイデアを出しては企画提案力を付け、他には無い商品を開発し提供していこうと考えております」とのこと。

■(株)東京錠前製作所
東京都台東区寿3-17-2
TEL:03-3841-0832
tokyolock@kca.biglobe.ne.jp

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ザンビ機工

アントの各種製品

◎ネン押し機(Z250)
 ペダル式により商品の出し入れが両手でできる作業性に優れたネン押し機。作業幅250mm。ネン幅0.5mm。
◎直線ヘリ返し機(Z470)
 ペダル式のワンタッチヘリ折機。芯無し芯入可能。折込幅定規調節付き。押えツメ解除によりソフトな薄い素材もスムーズ。折込幅470mm。返し幅最大12mm。
◎切目磨機(Z11)
 コバ取り、コバ磨両用型。ダイヤモンドによりあらゆる素材のコバ取りがスムーズに可能。スピードコントロール、回転方向切換スイッチ付き。
◎すみ塗機(Z130)
 小型万能タイプのすみ塗機。自動送り装置により操作が簡単でスピーディ。外・内カーブの色塗りが自動ででき、定規レバーの角度は5段階、直線からカーブへの切替えもワンタッチ。
◎スリム ポスト総合送り可倒式ミシン(Z440D)
 シャープなデザインのものも、製品を傷つけることなく、また型くずれをさせることなく、一段とスムーズに縫製可能なスリムシャフトの総合送りミシン。ポストユニットが前に倒れるため商品の出し入れもスムーズ。上糸は0番まで可能。
◎ハンドルカッター(Z39)
 コンパクトタイプの手動式丸手縁切機。カット幅調節ロール付き。レバー操作で製品の出し入れもスムーズ。初回転でロールセット可能。

■(有)アント(製造)
■(株)ザンビ機工(販売)

東京都足立区綾瀬5-24-4
TEL:03-3629-1236

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※Bagazine 2008年7月15日号 掲載の記事より抜粋


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