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多目的創造スペース「Basement」オープン/角田商店

time 2017/07/25

多目的創造スペース「Basement」オープン/角田商店

同社90年の歴史から、口金のアーカイブを公開

 バッグ及び財布用金具卸・販売の㈱角田商店(角田耕平社長)は、口金、持ち手、ナスカン、尾錠、カシメ、ハトメ、ホックなど幅広い品揃えで日本の物作りに応えているが、今年創業90周年を迎えている。
 その歴史を刻んできた本社ビルをこのほど一部改装し、倉庫として使われてきた地下フロアに多目的スペース「Basement」をオープン。お披露目を兼ねたイベントとして、去る5月13日から6月3日の期間、同社90年の歴史の中で扱ってきた口金を「歴史の口金展」として公開した。
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テーブルの上には昭和20~30年代の口金。当時はほとんどが真鍮製で、手彫りや腐食で透かし飾りを作るなどの手の込んだ細工が施されていた

テーブルの上には昭和20~30年代の口金。当時はほとんどが真鍮製で、手彫りや腐食で透かし飾りを作るなどの手の込んだ細工が施されていた


 この口金展は昭和20年代から現代まで、同社の豊富なアーカイブを時代ごとに展示し、時代背景からその特徴を紹介。特に昔のものには凝った口金が多く、今では作れる職人もいないような貴重なものばかり。
下の口金は昭和39年の東京オリンピックの時に、五輪マークをモチーフに作られた真鍮製のもの

下の口金は昭和39年の東京オリンピックの時に、五輪マークをモチーフに作られた真鍮製のもの


昭和40~50年代の口金。この頃から量産体制が出来はじめ、鉄素材でシンプルな傾向に変わった

昭和40~50年代の口金。この頃から量産体制が出来はじめ、鉄素材でシンプルな傾向に変わった


 一方で現代の口金紹介では、現行のものを中心に真鍮製の口金や、ビーズ(穴あけ)、アルミの板枠や刻印など、別注対応できる口金を揃え、また日本製とは趣の異なる舶来物の紹介では、仕掛けやデザインの参考になるようなヨーロッパや中国のものを紹介した。
 今回の空間作りと口金展を企画した同社専務・角田裕義氏は、「昔の口金には技術的に優れたものがたくさんあります。新製品だけではなくこうした古いものからも、今の物作りに生かしたり、口金そのものの技術向上にもつなげていただければと思います。今後は口金の展示を定期的に行っていく他、作家の作品展やワークショップにも利用していきたい」と語っている。
 この口金展の後、多目的スペースでは、6月に「刺繍とがま口」(文化出版局)を出版した樋口愉美子さんの作品展を、また7月には手芸作家や布作家を招いて「がまぐちワークショップ」を開催している。
●東京都台東区鳥越2-14-10
☎︎03-3851-8186

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