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Bagazine
Bagazine バッグ・鞄をメインにファッション雑貨に特化した情報を発信する業界専門紙。発行形態は1日号・15日号の月2回発行(※7、8、12月は合併号で月1回の発行)です。
Bagazine plus
Bagazine plus─フリーペーパー─ バッグ及び服飾雑貨に関する旬の情報を、一般ユーザーに向け発信するフリーペーパー。発行はシーズン毎に、春=2月、夏=5月、秋=8月、冬=11月の年4回。配布ご協力頂いているバッグ専門店を通して配布されます。

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(株)クー

オリジナルブランド「cooco」&「Cal」で
一人の女性をターゲットに色んなシーンを想定したアイテムを展開
商品を切り口にライフスタイルを提案する視点は
雑貨メーカーならではの発想

「Cal」のシリーズ商品より

▲独特の表情を持ったシワレザーにゴールドパーツがアクセントの定番シリーズ。W40×H26×D15cm ¥26,250
▲ウォッシュレザーによる横長ハンドバッグタイプと大振りショルダーの3型展開。カブセのベルトバックルがポイントに。¥24,150~¥29,400
▲レースを全面にあしらい、よりフェミニンな雰囲気を出したシリーズ。形は定番のガマ口ボストン。W39×H20×D12cm ¥15,750
▲シワレザーの定番シリーズの素材替えアイテム。前後の面にハラコに替えただけでまったく違った雰囲気のものに。同型のバッグでも、素材の提案によって持つシーンのバリエーションが広がる

バッグから帽子、ベルト、マフラー、スカーフ、傘、靴など幅広いレディス雑貨アイテムを提案している「cooco」(クーコ)と、大人の女性に向けたバッグブランド「Cal」(カル)。服飾雑貨の企画および販売・卸の(株)クーが手掛けるこの2つのオリジナルブランドは、アパレルショップのなかでのポイントとなる雑貨アイテムとして、また、直営店および百貨店で独自の世界観を表現した雑貨ブランドとして、マーケットでの注目度を高めている。

同社は、もともとスカーフやマフラーを専門に取り扱う服飾雑貨関連企業の出身である草野正志社長が、平成9年7月に設立。当初はスカーフ・マフラーを中心としたオリジナル商品を展開していたが、6年前、直営店を出店する際にブランド名を社名の「クー」から「クーコ」に変更。スカーフやマフラーの生地を使ってバッグや帽子を作成し、同じ生地素材からのトータル提案でアイテムを増やしていった。

「バッグや小物などは専門外だったので、正直、本格的に取り組むとは思っていませんでしたが、ゆくゆくはファッションをトータルで提案することで、最終的にはライフスタイル全般を提案する会社にしたいーーという目標はありましたね。 当社で展開するアイテムは、バッグでもそうなんですが、楽しさが感じられるものを提案しようという考えで作っています。会社自体が、社員も含めて、人に喜んでもらって、楽しんでもらう、という方針なので」と、草野社長は話す。

前述の「クーコ」は、楽しくカジュアルに、気軽に遊べる雑貨のトータル提案で、10代後半から20代半ばがターゲット層。それを展開していくうちに、「大人の女性が永く使っても飽きがこない、持っていて恥ずかしくないものを作りたい」と思うようになり(実際は草野社長が奥様から言われたことが一番のきっかけとか)、ちょっとクセのある、アバンギャルド的なものも感じられる、“他とはワンポイント違う”と思わせる何かがあるバッグを作ろうとしてスタートしたのが、もうひとつのブランド「Cal(カル)」。

同ブランドMDの鶴見正臣氏曰く、「クーコから派生し、クーコを卒業したその上の年齢層がターゲットのブランドで、可愛さというよりは“カッコよさ”や“色気”といった部分を打ち出しています」とのこと。

モデルとしてある一人の女性を想定し、その女性がエレガンスに着飾りたい時、またカジュアルに遊びたい時、オンとオフ、オンの中でも通勤時やパーティなど、オフでもデートから買い物まで、色々と何パターンもあるバリエーションのシーンに対応したファッションをトータルで提案したいーーというのがカルのバッグのテーマであり、その全てのシーンを網羅するほどのシリーズと商品アイテムを揃えている。

デザインに関しては、女性から見ての感性を大切に、シルエットや見た目の分かりやすさ、持ったときのフィット感、グリップ感など、細かいディテールではなく全体的な雰囲気を大切に心掛けている。革素材だけでなく異素材との組み合わせなど、型にとらわれない提案も特徴で、中心価格帯は1~3万円。デザインとその価格とのバランス感にも細かく配慮している。

顧客満足度を大切にするブランドだけに、「今どういうものが求められているのか、どういった感じの商品が欲しいのか」というマーケットのニーズをしっかりと把握することは、ある意味ブランドの生命線とも言える。その情報収集に大きな役割を果たしているのが直営ショップの存在だ。

現在、カルの直営店は全国で4店舗を展開。原宿のb6、福岡・天神のVIORO、札幌のステラプレイスといったファッションビルでのインショップに加え、今年10月18日には南青山にフラッグシップショップもオープンした。直営店を軸に売場で吸い上げたリアルな消費者ニーズは、次のコレクションの提案にフィードバックされる。

会社の方針からブランド立ち上げ、コンセプト、デザイン、店舗展開と、すべては、“持つ人の喜びと楽しみのため”の発想が出発点。女性のライフスタイルのあらゆるシーンを想定し、トータルでアイテムを提案するという視点こそが、従来の売場で展開しているバッグにない魅力が秘められているのだろう。

青山フラッグショップ

青山フラグショップ

10月18日オープンしたばかりの初の直営路面店 Calフラッグシップショップ。地下鉄表参道駅より徒歩5分、感度の高いショップが立ち並ぶ骨董通りから入った路地すぐの好立地にある。店内のディスプレイでは Calの世界観とブランドイメージをストレートに表現。バッグの他、小物雑貨やストールなどでcoocoの商品や、シューズやアクセサリーなど一部セレクト商品も展開している。ショップの2階には(株)クーのCal事業部・アトリエがある。

Calフラッグシップショップ
東京都港区南青山5-11-25
営業時間/11:00~20:00(火~土)
12:00~19:00(日)※月曜定休
TEL:03-6419-3950
■(株)クー
東京都墨田区亀沢2-15-9
TEL:03-5819-1431
http://www.coo-co.com/