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Bagazine
Bagazine バッグ・鞄をメインにファッション雑貨に特化した情報を発信する業界専門紙。発行形態は1日号・15日号の月2回発行(※7、8、12月は合併号で月1回の発行)です。
Bagazine plus
Bagazine plus─フリーペーパー─ バッグ及び服飾雑貨に関する旬の情報を、一般ユーザーに向け発信するフリーペーパー。発行はシーズン毎に、春=2月、夏=5月、秋=8月、冬=11月の年4回。配布ご協力頂いているバッグ専門店を通して配布されます。

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特集:日本のWORKSHOP

「ものづくり」と「世界観の表現」という両輪で、
バッグ製作のプロフェッショナルを送りだしていく

大阪ファッションデザイン専門学校ファッショングッズクリエート科

卒業創作展の1コマ。アクセサリーをふんだんに使った作品、「jouet(ジュエ)」

今年の2月、CCOクリエイティブセンター大阪の「ブラックチェンバー」を会場に、個性豊かなファッションショーが行われた。

ステージはランウェイを排しただけでなく、ナレーションもない。モデルのパフォーマンスとライティング、BGMのみで作品の特徴が表現されていた。

企画したのは、大阪ファッションデザイン専門学校。教師と学生が一丸となって企画した卒業創作展である。

同校では、ここ数年、五感に訴えるファッションショーをテーマに、毎年異なる会場、演出方法で卒展を開催してきた。これは、インスタレーション、つまり、空間全体を活用して作品性を表現できる手法を模索した結果なのだという。そこには「自らの世界観をいかに表現するか」という、現代のものづくりにとって不可欠な要素を学生たちに獲得させる狙いがある。同校のカリキュラムの中に芸術鑑賞のような、短期的には実務に直結しない項目が多く取り入れられている理由も、こうした世界観の表現にプラスなると考えているからである。

もちろん、作品を通じて世界観を表現できること、その世界観が他者に伝達できる力があることは、自らの感性で思いのままにモノを作るという出発点から異なる次元への飛躍を必要とする。

バッグや帽子などを製作する実習室。このほか、ジュエリー製作の教室もある

そのためには、逆説的ではあるが、基礎技術をきちんと修得しておくことが必至となる。同校では各コースごとに細かなカリキュラムが設けられており、バッグ製作では、ファッショングッズクリエート科バッグクリエートコースで、デザイン、加工技術、隣接領域の基礎知識などを重点的に学んでいく。

その後、2回生の「バッグデザインII」では、自らのコンセプトに基づいたブランディング学習へと進んでいく。基本コンセプトだけでなく、どのようなアイテムをラインナップするのか、どのような売場で売られるのかといったことから、想定する購入者(所有者)の日常生活も含めたイメージをまで想定し企画を進めていく。そして、このとき要求されるスキルがブランド全体の世界観なのである。

先月、授賞式が行われたジャパンレザーアワード2010で、同校のファッショングッズクリエート科トータルグッズクリエートコース2回生の大川雅博さんが学生部門賞を受賞した。同校の原点であるファッショングッズの教育に再び力を入れはじめて、4年目。そして、その成果が徐々に実りつつある。

背景となる世界観をレイアウトして表現したブランド作品、「小恋路(オレンジ)」
今年のJLAで学生部門賞を受賞した大川雅博さん

■学校法人 西口学園 大阪ファッションデザイン専門学校
〒553-0006
大阪市福島区吉野4-2-13
TEL:0120-2492-08
http://www.ofdc.ac.jp/
特集 Contents
  自らの体験に基づいて開発した高性能バッグ置き忘れ防止装置
/エム・サトウ
  顧客と一緒に納得のいく革作りに取り組む姿勢は一貫
今後はプロ・アマ問わず、革素材のアピールに注力/章利
  製造アイテムを拡大しつつ、特殊製品にも挑戦
作りのプロによる『バッグの教室』もスタート/サラブレイス
  エンドユーザーの意見を反映したモノ作りスタイル。ホビーショー
で一般来場者と密度の高いコンタクトとる/大和商事20
  幅広い雑貨ノウハウで
素材開発から取り組める差別化のある物作り/西澤
  あらゆるリペアに対応する職人技。「再生する」というバッグの
新しい価値観を提供する/レプティ松浦
  オンライン販売の長所を活用し、純国産の素材とつくりに
こだわったブランドを展開/ジェイクラフトマン
  産学官連携による「ものづくり」の基盤を構築し、学生たちの実力
を最大限発揮できる体制を模索/上田安子服飾専門学校
→ 「ものづくり」と「世界観の表現」という両輪で
バッグ製作のプロフェッショナルを送り出していく
/大阪ファッションデザイン専門学校