「確かなもの作り」に裏打ちされた品質で、
百貨店のニーズにマッチするブランドを打ち出していく

- UNO KANDA
「大人かわいい」をコンセプトに誕生した、神田うの氏監修のブランド。「大人になっても持ちたい」と思えるデザインと「大人の持ち物」としてのクオリティを両立
(株)西川
百貨店向けライセンスブランドのハンドバッグ、革小物を数多く手掛けている(株)西川(本社東京・西川幸次社長)。過去には、イヴ・サン・ローランやバーバリーなど、多くのブランドでライセンス生産の実績があり、現在もシビラ(2006年~)、ハナエモリ(2007年~)、ウノカンダ(2008年~)、ポール・スチュアート(2010年~)といったライセンスブランドに加え、マルキーズ、nといったプライベートブランドも展開している。
同社の前身となる西川萬三郎商店は、大正12年に創立された。同年、すでに三越百貨店との取引を開始するなど、百貨店との関係は長い。一方、もの作りという面では、戦後の復興期に宮内庁の指示を受け、日米講和条約批准書の表紙の製作を手掛けている。このほかにも、1970年の大阪万博では、5000年後の人類に向けて残す「タイムカプセル」の収納品に、同社のハンドバッグが選ばれているなど、もの作りにまつわるエピソードが多く残されている。
西川では「確かなもの作り」を社是としている。
これは、単にJISで定められている染色や摩擦に対する堅牢度のような基準にとどまらない。そうした基準とは別に、例えば、しっかりとした縫製による「壊れにくさ」であるとか、美しいラインを描く製品のシルエットのように感性に訴える部分まで含めたものだ。
「大量生産に固執せず、あくまでも、いいものを小ロットでじっくりと作り上げていくことが品質の高さに表れている、ということだと思います」と、西川亨副社長は話す。
こうしたもの作りは、職人の暗黙知的な「技」を生かすことで実現される。そして、同社の社是を理解しポリシーに沿ってもの作りができる職人やメーカーに加え、同社の社是やポリシー自体にブレがないことが、確かなもの作りを支えているのである。

- Paul Stuart
シンプルかつモダンに洗練させた「コンテンポラリー・クラシック」を標榜する、ニューヨークの高級紳士服ブランド。メンズ、レディス、ユニセックスのほか、財布・小物を展開

