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Bagazine
Bagazine バッグ・鞄をメインにファッション雑貨に特化した情報を発信する業界専門紙。発行形態は1日号・15日号の月2回発行(※7、8、12月は合併号で月1回の発行)です。
Bagazine plus
Bagazine plus─フリーペーパー─ バッグ及び服飾雑貨に関する旬の情報を、一般ユーザーに向け発信するフリーペーパー。発行はシーズン毎に、春=2月、夏=5月、秋=8月、冬=11月の年4回。配布ご協力頂いているバッグ専門店を通して配布されます。

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特集:必見!次代の定番Brand

世界的な金融危機で消費マインドの冷え込みが続いているが、そんな状況でも消費者の購買意欲をかき立てているバッグはある。独自の世界観を確立している人気定番ブランドは言うまでもなく、新しいブランドでも他にない魅力を追及したものは、既にマーケットを活性化する存在になっている。ここで取り上げるのは、まさにそんな"次代の定番を担うブランド"である。素材や作りに対して独自のこだわりを持ち、それを突き詰めることで独特な個性を生む、そのブレない魅力でこれからのマーケットの定番になりそうな、次代ブランドに注目していきたい。

SEAGULL SHIP

他にない素材感と職人気質な作りから
独特なエレガンステイストが完成した

革のシリーズも展開する。バケツトート(¥17,325)はコットンを天にあしらい、脱着できるポケットが付くなど、アレンジによって表情が変わる。またストールをホールドでき、大人の女性が持つと様になりそう。アイテムは他にショルダー、リュック、トートなど(¥14,175~¥21,000)
リュック/¥18,375

素材へのこだわりと職人気質の発想から独特なメンズスタイルを生んできた(株)バギーポート(池上勝久社長)から、職人気質なレディスブランド「SEAGULL SHIP」(シーガルシップ)が登場した。デザイナーは女性のためのユニセックスバッグを作り続けてきた飯伏裕次氏で、同ブランドでも独特な素材使いとストーリー性を特徴に、価値観の高い女性に向けたバッグを提案している。

「シーガルシップ」のもともとの発想は、ヨットのセールを作っているある工場で生まれた。ヨット用の備品を入れる袋に使われていたその素材は、スペイン大手の生地メーカー「RECASENS」(リカセンス)のファブリックで、1冊の素材見本帳を見た瞬間、バッグの素材としての可能性を感じたのだという。

リカセンスの生地は本来、テントや船舶のカバー、オープンカーのトノカバーといった雨風をしのぐ目的で使用されるほどタフな素材だが、一方でヨーロッパではロールスクリーンなどインテリアにもよく見られるように、洗練された雰囲気も併せ持つ。強度はあるけどゴツ過ぎず、逆にナイロンほど柔でもなく、撥水に優れ、軽く、色落ちもまったくない。機能性と装飾性のちょうどいいバランスに、通常の帆布とはまた違った魅力がある。

ディスプレイ用什器はリカセンスの生地をテントに使ったオリジナル。商品は8アイテム、¥13,440~¥26,250。カラーのネイビー、グレー、ワインに新たに“Sol(太陽)"というストライプが加わった。新アイテムのマルチボストン(前列)は、天のカバーを前に垂らすだけで女性らしさを表現できる新感覚の"ユニセックス"

色出しの相性がいいのもこの素材の特徴で、はっきりした色なのにド派手にはならず上品に出るため、シーガルシップが追求する“大人のカジュアルバッグ"を的確に表現する。第1弾では主に無地のカラーを使って表現されたが、本来はテント用の素材のため見本にはストライプなどオシャレなものも多く、新アイテムには“Sol(太陽)"と呼ばれる明るいストライプを取り入れた。

今後の展開は、専門店、セレクトショップ、インテリア関連などシーガルシップの世界観を表現できる販路を開拓していく。ブランドの世界観を伝えていくため、什器からトータルで提案していけるような仕掛けも考えている。実際に1月の展示会では、リカセンスの生地をテントに使ったディスプレイ用の棚が登場したが、こうした什器も一緒に提案していくことで、どんなショップ環境でもブランドイメージが伝わるようにしていくようだ。

●(株)バギーポート
神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート7S-10
TEL:078-857-5262
rumors(ルモアズ)

Otias

上質な素材使いと飽きのこないデザイン
柔軟な発想と値頃感で次世代のカジュアルを発信

(株)アンビリオン(本社東京・草野博順社長)が、2007年春よりカジュアルのメンズバッグブランドとして立ち上げた「Otias」(オティアス)。素材、金具、ディテールにこだわり、トレンドを程よく取り入れながらもストイックにオリジナリティのあるデザインを追及し、自分自身のスタイルを持つユーザーにとって、10年後、20年後、いつまでも変わらぬ価値のあるものとして、ナチュラルテイスト溢れるカジュアルバッグを提案し続けている。

卸先としてはバッグ専門店と大型雑貨セレクト店が半々。メンズ色の強い売場が中心だが、購入層の40%弱が女性客と、メンズブランドとしては珍しい顧客比率を示している。デザイナーの齋藤俊裕氏によると、

「現在、使用する素材、展開アイテムのバリエーションが増え、それに伴いターゲットや年齢層の幅も広がりました。女性客からの支持が多いのはデザイン的なものによると思います。意識的にメンズには無いカラーリングや女性持ちも考えたアイテム展開をしてきたことが、浸透してきたのではないでしょうか」

素材によって国内外のメーカーを使い分けた値頃なプライス設定もブランドの魅力のひとつ。今後は、展開アイテムの中でもまだ不足している財布や革製の大振りアイテムを充実していく予定だ。

大きめなサイジングのトートバッグライン
独特なシワ感のあるヴィンテージツイル塩縮加工のナイロン/コットンによるシリーズ(上2点/¥9,450)。ムラ糸バックサテンの本体×栃木レザーのヌメ革付属(右下/¥12,600)。素上げソフト牛革ゾッキはあえて裏地を付けずに素材感を活かしている(写真左下)。¥12,600
多種多彩なボディバッグライン
左より、ひび割れ白化合皮素材シリーズの大サイズ(¥7,245)、豊富な色展開によるカラーウレタンコートのカツラギ×シュリンクタイプ合皮×ヌメタイプ合皮と3種類の素材使いで深みを出したシリーズ(小:¥5,985/大:¥7,245)、センターのオレンジパイピングをアクセントに色の切り返しが特徴的な素上げソフト牛革×ヌメ革シリーズ(ワンショルダー:¥10,500/ウエストバッグ:¥9,975)
男女とも人気のタウンボストンライン
左上より時計回りに、質・ツヤ・シボ感の異なる組み合わせが絶妙な、シュリンクタイプ合皮×ツヤ合皮×ヌメタイプ合皮のコンビシリーズ(¥9,450)、厚織キャンバスに白化合皮付属のエディターズバッグ(¥9,345)、底のスナップボタンを外せばフラットなシルエットのショルダーにもなる縦絞りシボ加工合皮×カーフタイプ合皮シリーズ(¥8,295)、革の雰囲気を表現したムラ染め合皮素材シリーズは、メンズライクに持ちたい女性に人気の2wayボストン(¥8,925)
●(株)アンビリオン Otias事業部
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-19 STビル代々木公園 201号
TEL:03-5738-5590

ANNAK

“100年後のスタンダード”をテーマに
革の本質を堪能できるプロダクトをリリース

各種革製品の企画製造を手掛ける創業80余年の老舗ファクトリー、(株)三竹産業(本社東京・麻生和彦社長)が展開する「ANNAK」(アナック)は、メンズのドレスベルトの仕上げなどワンランク上のテクニックに欠かせないツールである“鉋"(KANNA)を逆さから呼んだネーミングで、受け継がれるクラフトマンシップの象徴を示している。

2000年からの立ち上げ以来、一貫するブランドのテーマは「100年後のスタンダード」。革を愛する職人集団による手縫い、手染め、手磨きと、ハンドワークにこだわったものづくりとデザインを追求している。また、定番素材のオリジナルウォッシュドレザーもANNAKの特徴のひとつ。独自のオイル配合により水洗い後の革の硬質化を克服し、ヴィンテージ感とソフトさを備えつつトレンドも取り込み、個性を出しながら幅広いスタイルに合わせられるアイテムをリリースしている。

取扱いはセレクトショップが中心で全国展開。最近ではネット通販や百貨店での販売イベントに参加するなど、リアルな市場ニーズを感じ取りながらブランドの発信力を強めている。他にも、自社ショールームではアクセサリーやイラスト、雑貨、スイーツなど異業種のクリエーターと一緒になって、月毎にイベントを開催。アナックの商品をレザーアイテムに馴染みのうすい人達の目に触れて、ブランドを身近に感じたり好意を持たれる様に働きかけ、新しい顧客層の開拓を試みている。

栃木レザーとのコラボレーションで開発したオリジナルヴィンテージレザーによるアイテム。ストラップやハンドル部分の作りがベルトの仕様で、老舗ベルトファクトリーならではの“らしさ”を表現している。
ボディバッグ(左) size:W24×H32×D10cm color:ブラック、ブラウン、ベージュ ¥25,200
AK11TA-A0003(中央と右) color:ブラック、ダークブラウン、ベージュ ¥28,350
●(株)三竹産業
東京都台東区元浅草3-21-4
TEL:03-3842-3525

YUHAKU

多彩な表情をみせる多色染めの素材感と
実用的かつ美しいデザインが魅力の新ブランド

パープルとグリーンを基調に深海をイメージしたカラーリングが美しい「Deep Sea」シリーズのレディスバッグ。へり返しを施した革テープによる編み込みの持ち手など高度な技術が随所に見られる。素材はカーフ。¥95,550
多色染めの魅力を堪能できる「YUHAKU veratula」シリーズ。素材は、イタリアCHILP社製フルタンニンベビ-カーフとキップのコンビネーション。全3色。束入れ(上)¥34,650。札入れ(左)¥29,400。右のiPhoneカバーは、牛革で全5色。¥5,040

鞄、靴、小物、ベルトなど革製品全般を手掛ける(株)ユハク(本社神奈川県川崎市・中垣友博社長)は、2006年に設立された気鋭のレザーグッズメーカー。同社の製品は、靴の製造を除き、革の加工からデザイン、製造まで一貫して社内で行われており、そうした強みが製品の完成度の高さにつながっている。

革の加工では、絵画の「ベラトゥーラ」と呼ばれる技法を応用した、独特の多色染めが採用されている。多色染めは、下地を染めた後に、数種類の染料を半透明に重ねて染めていくもので、光のあたる角度によって様々な色彩を帯びる点に特徴がある。こうした技法を採用していることから、光で表情が変わることのない純粋な黒はラインナップされていない。

4~7色の染め工程に、色止め、グレージングなどの工程が加わり、製品完成までの全製造工程の半分以上を革の加工が占めるケースも多いという。

また、中垣社長自身が「自分が欲しいと思う製品を作った」と話す通り、素材だけでなく、仕上げやデザイン面でも妥協のない製品を志向している。

例えば、ドクターバッグの口金の手縫いによる仕上げや、へり返しを施した革テープによる編み込みのバッグの持ち手、シューズのトウの補強に用いたスキンステッチなど、手間を要する技術とこだわり抜いたデザインが高い次元で調和している。このほか、財布などの小物では、仕切りや裏当てに布を使用せず、ライナーも含め全て革素材を使用した妥協のないつくりになっている。

イタリアのCHILP社製ベビ-カーフのアッパーに、ドイツキップのライナーという豪華な素材使いのメンズシューズ。つま先はスキンステッチで仕上げられ、左右比対称のデザインがアクセントになっている。¥88,200
芯材に頼らず、肌目の詰まったブッデーロの合わせのみで仕上げたベルト。オリジナルバックルは独特な構造で、スムーズな動きとデザイン性を両立。¥23,100
ドクターバッグをレディスにアレンジした「Deep Sea」シリーズのバッグ。素材はキップ。¥84,000
●(株)ユハク
神奈川県川崎市高津区野川3889-1
TEL:044-272-9009
rumors(ルモアズ)