鞄生産地・豊岡発ファクトリーブランドの旗艦店『CREEZAN 城崎本店』が城崎温泉街にオープン

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ファサードに掲げられたショップロゴは、同じ豊岡市出身の書道家・川尾朋子さんが手掛けたもの

カフェを併設し、豊岡の魅力を肌で感じられる空間を提供

1F エントランス。バッグがディスプレイされた壁面とカフェカウンターを抜けた奥にも、CREEZANの全ラインナップと城崎本店限定商品が揃う販売スペースがある。

1F エントランス。バッグがディスプレイされた壁面とカフェカウンターを抜けた奥にも、CREEZANの全ラインナップと城崎本店限定商品が揃う販売スペースがある。


 日本の鞄生産の中心地として一千年の歴史を持つ兵庫県豊岡。1975年の創業以来、この地で鞄製造に携わるコニー㈱(兵庫県豊岡市佐野81の5・西田正樹社長)が2015年に立ち上げたオリジナルブランド「CREEZAN」(クリーザン)の初の旗艦店「CREEZAN 城崎本店」が、去る6月11日にオープンした。
 ショップがあるのは、1300年の歴史を持つ兵庫県随一の名湯地として知られる城崎温泉街。そこを流れる大谿川(おおたにがわ)沿いにそよぐ柳や宿屋が軒を連ねる風情豊かな景観に調和した和風建物で、そのぬくもりとモダンなインテリアがショップの特徴だ。
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 店内は2フロアで構成。1階エントランスの壁面および奥のスペースでは、地域団体商標「豊岡鞄」として認定を受けたオリジナルブランド「CREEZAN」のバッグと小物がディスプレイされている。「CREEZAN」が展開する、ほどよく肉厚で上質なホワイトシュリンクレザーを使用した「JETTER」シリーズ、ソフトな風合いのシュリンクレザーを使用したハンドメイドによるカメラバッグ「ULTIMATE」シリーズ、バリスティックナイロンとナチュラルレザーとのコンビによるカジュアルライン「PA66」シリーズ、ハンティング系バッグをベースにキャンバス素材を用いた「CORE CANVAS」シリーズの全アイテムに加え、多彩なカラーや素材で提案する城崎本店限定のバッグ・小物も充実している。また、豊岡の伝統工芸品「出石焼」(いずしやき)のオリジナル蕎麦猪口の他、カフェカウンターではフード&ドリンクの販売も行う。
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 2階は、ダイニングテーブルを配し、ゆっくりと飲食を楽しめるカフェスペースとなっており、但馬牛のハンバーガーや八鹿豚のホットドックなど地元食材を使用したメニューも提供。また、革小物の製作体験ができるワークショップの開催も定期的に予定している。
 ブランド旗艦店としての商品販売だけでなく、くつろげるカフェの併設やイベントを開催するなど、豊岡の魅力を肌で感じられる空間を目指している。

CREEZAN 城崎本店
兵庫県豊岡市湯島675-1
☎︎0796-32-0345
営業時間/10:00~23:00
     (不定休)