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日本の玄関口に新名所、羽田エアポートガーデンOPEN/ショッピングゾーンに「老舗ヤマト屋」「MSPC PRODUCT」出店

time 2023/03/24

日本の玄関口に新名所、羽田エアポートガーデンOPEN/ショッピングゾーンに「老舗ヤマト屋」「MSPC PRODUCT」出店


 羽田空港の国際線第3ターミナルに直結する複合施設「羽田エアポートガーデン」が去る1月31日、当初の開業予定延期から約3年ぶりに全面開業した。
 羽田エアポートガーデンはホテルと温泉、ショッピングゾーン、レストラン街、イベントホールなどが入る大型複合施設で、日本の観光地をダイレクトに繋ぐバスターミナルも備え、訪日客はワンストップで買い物をし、そのまま観光地へ出かけることができる。

 ショッピングゾーンには日本文化を感じられる名産品が揃う「ジャパンプロムナード」や、鳥居のようなデザインが特徴的な「羽田参道」、旅行中に必要なアイテムを集めた「羽田コレクション」があり、飲食店の「羽田フードセレクション」を含む約80店舗が登場。バッグでは「老舗ヤマト屋」「MSPC PRODUCT」などが出店している。
 運営する住友不動産では、訪日旅行客の回復に伴うインバウンド需要を取り込むだけでなく、今後地域の街づくりと連動しながら、世界のハブ空港にふさわしい機能強化を図っていく考え。

海外からの旅行客が足を止める店づくり
国内外に発信できる拠点にしていきたい
老舗ヤマト屋/(株)ヤマト屋


 創業から130年、「隙間を埋めるモノ創り」でオリジナルバッグを展開してきた(株)ヤマト屋(正田誠社長)の直営「老舗ヤマト屋」が、到着ロビーからホテルへの連絡通路に並ぶショッピングエリア「ジャパンプロムナード」に出店。

販売スタッフのヨ・キョウカさん(左)とサヴィアン・リサさん(右)

 劣化しにくく、洗濯機で洗えるポリカーボネイト製のオリジナルバッグは海外でも好評で、台湾、韓国、タイなどアジア商圏で売り上げを伸ばしている。今回の出店は、インバウンド需要を見込みながら国内外の認知度をさらに高めるため。
 「認知度の低い日本のブランドが海外で紹介され、日本に逆発信されるケースもあるように、ブランド力の強化につながることを期待しています。知名度が上がれば国内の売り上げもまだまだ伸びる余地はあると思っています」と正田社長。
 国内外に発信して行く拠点にするため、店作りの細かいところにまでこだわった。売り場面積はバックヤードを入れて約14坪。日本製をアピールしながら国籍を問わず集客できるよう商品ディスプレイには特に気を配る。

照明や棚のレイアウトにこだわり、洗濯機で洗えるデモなど、通路からでもブランドの魅力が伝わるような店づくり



 例えば照明を低めに設置し、通路からでも商品をよく見せる効果とともにメンテナンスのしやすさにも配慮。海外からの渡航客が思わず足を止めるアイキャッチになる要素として、水洗いできるオリジナルのデモ機も取り入れている。

レジカウンター横にインスタグラマーたちによる画像をディスプレイ


 店の一画にはインスタグラマーたちのコーディネイトによるイメージ画像をパネルにしディスプレイする。季節を限定せずに豊富なパターンを紹介しているのは、北半球・南半球問わずどの国からの旅行客でも違和感なくブランドイメージを掴んでもらうためだ。
 また接客には香港、イタリア、台湾出身の3人のスタッフが英語、中国語、タイ語、イタリア語など様々な言語で応え、レジもほぼすべてのカード・電子マネー決済に対応している。 
 バックヤードには在庫の棚や作業スペースの他、更衣室や冷蔵庫・レンジ・エスプレッソマシーンといった設備を充実させ、セキュリティも兼ねたライブカメラとパソコンで店内と本社をオンラインで繋げ、店内の状況がリアルタイムに把握できるようになっている。
 今後は全国旅行支援にも対応するよう申請しており、国内からの集客と海外からの渡航客で初年度7~8千万円を見込んでいる。

70gと超軽量でキャッシュレス時代にぴったりなミニショルダーバッグ。スマートフォンやミニ財布など必要最低限でお出掛けでき、タウンからアウトドア・トラベルまで幅広いシーンで活躍する。雨や紫外線に強く、洗濯機で丸洗いできるのも嬉しいポイント

日本製ならではの発想と作りの良さで
海外でも人気の「マスターピース」直営店
MSPC PRODUCT/MSPC(株)


 「master-piece(マスターピース)」はヨーロッパ展示会への出展や、台湾での直営展開などを経て、今や海外でも人気のブランド。国内主要都市に出店している直営店「MSPC PRODUCT」でもインバウンドに実績があり、今回はさらに需要の見込める羽田空港エリアへの出店に至った。
 店舗はショッピングエリア「羽田参道」の入り口で、ホテルのエントランスや「おもてなしセンター」の目の前という好立地。海外からの旅行者にも訴求できるよう、店舗什器に木材や畳を使用するなど、日本的要素も多く取り入れている。

店長の大橋拓氏

 店舗正面には「マスターピース」の代名詞であるフィギュアを使ったジオラマをディスプレイし、ブランドコンセプトを表現した。海外で人気になっている要因の一つが、日本製ならではの作りの良さなので、自社工場でのモノづくり風景を表現したジオラマは海外旅行客からの受けもいい。

店舗正面に飾られたマスターピースのジオラマ


 扱う商品は「マスターピース」のラインナップでも日本のモノづくりを感じさせるシリーズを中心に構成。ここでしか買えない限定商品も充実する。日本ならではの市松模様をモチーフに取り入れたシリーズは、サブバッグとして使えるカジュアルアイテムを揃えた。
 また場所柄ビジネス~トラベルを意識した商品が好調で、タテ型のダレスバッグなど「マスターピース」ならではの面白いもの、また到着した旅行者が日本国内を回るときに使えるアイテム、例えばパスポートなど入れられて財布機能もあるアイテムや、独特なデザインの財布・小物が好調。
 コラボも充実し、京都店10周年を記念して、京都の「一保堂茶舗」と協業した「茶鞄 sa-hou」シリーズをここでも販売する。小振りな巾着ショルダーバッグとウォーターボトルをセットにし、お茶を飲みながら観光できるスタイルを提案している。
 売り場面積は20坪。自社ブランド「マスターピース」の他に日本正規代理店として販売しているアメリカの「Aer」も扱っている。

バッグとウォーターボトルをセットにしたシリーズ


市松模様のシリーズなど、日本のモノづくりを感じさせる商品を和テイストのディスプレイと調和させている

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