【書籍紹介】『パリのハイブランドが欲しがる技術は、なぜ東京の下町で生まれたのか』～蔵前の頑固オヤジの反骨仕事術～／長谷川博司 著

　紳士皮革小物専門メーカー・(株)革包司博庵（本社東京）社長の著者・長谷川博司氏の自叙伝。財布づくりの世界に入って50年以上。「人と同じことはやらない」の精神で世界一のレベルを目指し、マニアックな品質を貫いてきた著者が、職人としてのキャリアを重ねて独立し、自身のブランドを始動させ、また日本を代表する財布メーカーと呼ばれるまでのいきさつや、三代続く革小物職人の矜持と本音についても語る一冊。
「18歳から財布づくりを続けて50年以上。世界一の品質レベルを目指し、あらゆる角度から財布の究極のカタチを追求してきた。祖父、父と受け継いできた頑固な職人の血がそうさせるのか、誰も真似したいとさえ思わないようなマニアックな品質を貫いてきた。職人でも他の職業でも、これからは“人と同じことをやらない”独創的な考えを持つ事が大事。財布が好きな人もそうでない人にも是非読んでいただきたい」（長谷川博司氏）

単行本・199ページ
出版社：かざひの文庫
価格：¥1,650
ISBN978-4-86723-048-0