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魅惑のエキゾチックレザーアイテム

time 2018/11/02

魅惑のエキゾチックレザーアイテム

高級素材で知られる爬虫類革(エキゾチックレザー)で作られた製品および爬虫類メーカーの取り組みを紹介します。

『ガウディ』/フューチャー

豊富な素材保有と熟練職人による生産を背景に
クロコファンを満足させるオーダーメイドにも対応

豊富なカラーバリエーションのクロコ革や製品が並ぶガウディ本店サロン。ショップとしてだけでなく、オーダー依頼の顧客との打ち合わせや『くろこ塾』の会場としても活用している

 

世界で主に商業利用されている4種のクロコダイルを常時取扱い、世界全体の10%のシェアを占める国内最大手クロコダイル皮革輸入商社の堀内貿易㈱を親会社に持つ(有)フューチャー(本社東京・南澤健一社長)。同社が運営する手作り工房「GAUDIE」(ガウディ)では、日本の熟練職人によって作り出された、財布、鞄、靴、ベルトなど紳士物を中心に、大人のクロコファンに向けたアイテムを展開している。現在、大丸東京店・心斎橋店、松坂屋名古屋店での常設販売および百貨店催事イベントや本店サロンでの販売に加え、自社ウェブサイトでのオンライン販売も好調に推移している。

物販以外では、「くろこ塾」と称したイベントを、本店サロンの他、名古屋、大阪、福岡にも出向いて定期的に開催。30年以上クロコダイル革の流通に携わってきた南澤社長自らが講師を務め、クロコダイル革の基礎知識から、各種加工の工程や製法、クロコダイル製品の手入れ方法などを説明し、正確な知識と情報を通してクロコダイルの魅力を伝えている。
「今のお客様は、クロコダイルの素材や製品について非常に勉強されています。クロコダイル皮革輸入商社を背景に持ち、熟練職人を抱えているからこそできる自社の強みとして、このようなイベントを通じ、目の肥えたお客様方に様々な素材や製品に触れてさらに理解を深めてもらい、本物の価値を納得していただくことで、安心や信頼を得ております」(南澤店長)
最近では、クロコダイル製品を既に複数持っているユーザーから、自分好みのデザインやカラー、必要な機能を備えた仕様によるオリジナル製品のオーダーメイド依頼が増えてきているとのこと。実際に、クロコダイル革丸々1枚を使ってのセミオーダーによる小物製品セット販売や、手染めなどの独自開発色を含むカラーオーダーも好評展開している。
他にはできない、同社ならではの顧客満足度の高いサービスを提供することで更に「ガウディ」のファンを増やし、今後、新たな提案商品およびオーダーメイド対応にも注力していく構えだ。
●㈲フューチャー TEL:0120-653660
http://www.gaudie.jp/

ラクジュ

オーストリッチをより上品に提案
強みは繊細な色出し

 (株)ラクジュ(本社東京・山本寿夫社長)では、“ラグジュアリー”を不変のテーマに、この10月で創業11年を迎えた。同社の強みは、主力販路の雑誌通販側が提示する商品イメージを2週間ほどでサンプル化し、企画ができてスピード提案ができることだ。

(株)ラクジュ・山本寿夫社長


 この8~10月は、昨年と比べ順調な売上で推移した。8月に例年以上に作り貯めした企画商品が、9月に入ってから雑誌通販で売上が伸びたことが要因。この流れで11月、12月も乗り切っていきたいとしている。
 注目の商品は、オーストリッチにパール加工を施したライン。白/黒、黒/白の2パターンのコンビ仕上げで白と黒のコントラストが特徴のノーブル(上品さ)感溢れるバッグ。
 また、11月展では、同社の強みでもあるオーストリッチに注力。上品なパープルで仕上げたフレンチヴィオラシリーズ(3万円台後半~9万円台)を発表した。「パープルは久々に売れる色だと思う。もっと色々な場面にオーストリッチの色を提案していきたい」(山本社長)というスタンスでオーストリッチの色展開を進める。
 クロコダイルでは、同社ならではの手法で、グレー+ベージュのような限りなく白に近い薄い色にこだわった新商品リッチグレージュシリーズを発表する。価格帯は18~36万円。プライス戦略ではなくしっかり売っていくラインとして位置付けている。

オーストリッチにパール加工を施したシリーズ。白/黒、黒/白の2パターンのコンビ仕上げで、白と黒のコントラストが特徴


 また、珍しいところでは、シャーク素材が動き出しており、同社では白地、ベージュ、グレージュなどのシャークに目地染めしたものを採用し、独特の表情を作り出した。エレガントでカジュアル性のあるもの、その両方を兼ね備えた商品作りでシャーク素材に馴染みのない年齢層にアピールしていく。
 今後は、各方面のOEMにも注力する意向で、素材、各パーツに至るまで各方面に繋がりのある同社ならではの対応といえる。
●(株)ラクジュ TEL:03-5808-1881
http://www.laquju.jp

『METALSTIC』/AKASHIYA

デザイナー自らが細部にこだわりを持って作り込む
エキゾチックレザーバッグ

 (有)AKASHIYA(本社東京・林﨑誠一社長)が展開する「METALSTIC」(メタルスティック)は、元服飾デザイナーの林﨑社長が、従来のデザインやものづくりの枠に捉われない発想とハンドメイドで、斬新なエキゾチックレザーのバッグ・小物を手掛けるオリジナルブランド。

バッグ作りの手法は独学。平ミシンと手作業で“イメージ通りに出来るまで妥協しない精神”を貫く、デザイナーであり職人でもある林﨑社長


 そのアイコン的商品であり平成27年度の「足立ブランド」認定企業のきっかけともなったパイソンのクラッチバッグは、芯材に軽量メタルを使用し、爬虫類独特の模様とクールなメタルがミックスした独特な世界観を持つ。服飾デザイナー当時にステージ衣装として蛇革に親しみ、百貨店のディスプレイで什器やオブジェを扱い金属加工にも携わっていた林﨑社長ならではの発想だ。
「服飾のものづくりをベースに、自分なりのものづくりでバッグを作りたい。平ミシン1台と後は手作業。最終的には指先の感覚であったり、こつこつとひとつずつこなしていくのが大事。細かい部分までこだわり、量産品には無い良さを伝えたい」と林﨑社長は話す。

軽量メタルの芯材は、リベット留め・曲げ型などを使わず1人の金属加工職人が曲げ・溶接・研磨を施す。メタルクラッチの最新版の重さは310g。初期版のほぼ半分の重さまでシェイプアップした


 同社では協業にも積極的だ。黒木織物㈱の「博多織」を裏地に組み合わせたシリーズでは、模様に個体差があるパイソンと、裁断箇所により異なる顔を持つ「博多織物」で“ネオジャポニズム”をイメージし、ラグジュアリー感を表現している。巾着バッグ、ハンドバッグ、キーケース、ペンケースなどを受注生産で販売している。

KUROKI・ORIMONO×METALSTIC
黒木織物㈱とのコラボレーション。価格帯は¥5,000~¥150,000で受注生産


 また、11月17日から、新宿小田急百貨店本店7階 MEN’S売場の“ジェントルマンズ・クローゼット”にて「METALSTIC」の取り扱いが開始される。はじめの2週間は外商優待クロコダイル・フェアーが開催され、その後はショップ展開となる。
●(有)AKASHIYA TEL:03-6662-8260
https://www.metalstic.com/

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