2024/08/20
一般社団法人日本皮革産業連合会(岩﨑幸次郎会長)では、国産皮革および国産皮革製品の魅力とその品質の良さをより多くの人達に認知してもらうことを目的に各種事業に取り組んでいる。その事業の一つで、2001年より毎年、“最もレザーが似合う”著名人を「ベストレザーニスト」として選定し、国産皮革PR活動イベントに参加協力している。
今回で18回目を迎える「ベストレザーニスト2018」の受賞者発表会が、去る9月11日正午より、恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区恵比寿)のザ・ガーデンルームに於いて開催された。今年のベストレザーニストには、男性部門で俳優の吉沢 悠さん、女性部門でタレントの岡田結実さんが選ばれた。
発表会では、吉沢さんが黒の薄手のスエードシャツ、岡田さんは光沢のある黒いレザーミニスカートといった装いで登壇。
「昔からカッコイイと思う先輩は革製品を楽しんでいる方が多く、ちょっと憧れの存在に近づけたかなという喜びを感じています。革製品を上手にファッションに取り込んでいる人は、仕草や色気といった人間性プラス、革を味わい楽しむことで豊かになっている。革にはそんな魅力があり、使うほどにオリジナル性が増すので、愛着を持って使っていきたいと思えるものだと感じています」(吉沢さん)
「革製品は使えば使うほど、愛情を注げば注ぐほど、どんどん自分のものになって、色味も質感も変わっていくと聞いたときに、自分も磨けば綺麗な人になっていくように、革のような人になれるようにと思いました。この賞をいただいたことで、もっと革を愛していけるようになりたい」(岡田さん)
と、それぞれコメントを述べた。
続いて、岩﨑会長と藤原 仁国産皮革・製品広報委員長から、ベストレザーニストの2人に特製のライダースジャケットがプレゼントとして贈呈され、実際に着用した吉沢さんは、革の風合いや質感とフィット具合に「シンデレラジャケットですね」と感動していた。
その後、本年度新たに認定されたジャパンレザーグッズマイスターの長江幸雄氏が加わり、長江氏が実際に作ったダレスバッグや、豊富なカラーバリエーションを揃えた革素材を見ながら、日本製の皮革および皮革製品の魅力についてトークセッションが繰り広げられた。
最後に、ベストレザーニスト2人から次のように抱負が述べられた。
「日本の職人さんの技術がたくさんレザーの中に組み込まれている話を聞き、まだまだ知らないレザーの奥深さを自分自身が学びながら、色んな人に革製品の楽しさを知ってもらえるような活動が出来たらなと思います」(吉沢さん)
「まだ18歳ですが、大人になればなるほどもっと革の良さが分かってくると思うので、まだまだ知りきれていない革の素晴らしさを広めていきたですね」(岡田さん)
なお、ベストレザーニストの2人には、来る10月20日(土)に名古屋で行われる「尾張名古屋の職人展」、11月17日(土)に兵庫県たつの市で開催の「兵庫皮革総合フェア」に参加し、レザーの魅力を伝える活動を行う予定。