2024/08/20
兵庫県鞄工業組合(衣川英生理事長)では、「豊岡鞄展」を、去る5月13~16日に、KITTE 地下1階 東京シティアイ パフォーマンゾーンにて、千年の伝統を持つ鞄の産地の豊岡で生産され、厳しい認定審査基準を通った『豊岡鞄®︎』『豊岡財布®︎』『豊岡小物®︎』の3つのブランドを軸に、鞄の本質に向き合い続ける豊岡の鞄づくりについて、より深く周知することを目的に開催された。また、豊岡鞄の展示会としては初のエンドユーザーに向けた展示会で、会場内に展示の商品をその場で販売したほか、参加型体験イベントも実施され、東京の玄関口で大いに賑わった。
会場では、参加組合企業13社の製品をはじめ、組合として取り組んでいる廃漁網を資源循環し有効活用する漁網再生素材の鞄「Product for the Blue」や、ワインの搾りかすを再活用した「レッザボタニカ」を素材とするサスティナブルレザーで作る豊岡鞄®、鞄を作る過程で生じる革の端材を活かして製作された豊岡小物®︎などの製品に加え、鞄職人が日々使い込む道具や、鞄を形成するパーツの展示など豊岡鞄の歴史や地域についてもアピールする展示内容であった。
「豊岡鞄®」とは
柳行李の生産からはじまる千年の伝統と、日本国内一の生産量を誇る鞄の産地として知られる兵庫県豊岡市。その豊岡が誇る地域ブランドとして生まれた「豊岡鞄®」は、豊岡産の鞄の中でも兵庫県鞄工業組合が定めた基準を満たす企業によって生産され、厳しい審査に合格した優良品のみ名乗ることができるブランド。“豊岡の地で育まれ、ものづくりの長い歴史と職人の技術が生んだ優れた鞄を安心して使っていただく” というコンセプトのもとに誕生し、2006年に特許庁に認定された登録商標でもある。現在、地域ブランド「豊岡鞄®」のさらなる認知度アップを図るべく、国内外において精力的な活動を行っている。