2024/08/20
「アジア・パシフィック・レザー・フェア(APLF)2018」(主催:APLF Ltd/運営:UBM Asia Ltd)が、去る3月14~16日の3日間、香港コンベンション&エキジビションセンターにて開催された。
鞄・バッグ・靴・アクセサリー等トータルファッションアイテムを集積した製品展「ファッション・アクセス」、皮革素材をはじめ各種材料、原料、製造機器等が揃う「APLF Leather & Materials+」が同時開催され、それぞれのジャンルでのベストオブAPLFアワードが発表された。
APLFアワードとは、出展品の中からそのデザイン性、品質の良さ、技術の革新性が評価された商品や素材に贈られる賞。今回、日本の企業として、「APLF Leather & Materials+」では“Techno-Craft Award”で(株)絹やの藍染革が、「ファッション・アクセス」では“Best Men’s Footwear Collection”で(株)イーオの靴がそれぞれ受賞した。
《 (株)絹や 》
「藍の源流」といわれる徳島市で和装業を中心に営み、2012年に創業100年を迎えた同社。和装の天然染色技術によって作られた藍染め皮革は、“JAPAN BLUE LEATHER”として昨年から本格的に販売展開している。代表取締役の山田明弘氏は「APLF期間中は大勢のお客様に藍染の皮革を見ていただいた。アワードの賞を頂いて今後の素材販売に自信が持てた。これからも日本人の心と繊細さ、伝統の良さを備えた素材を、国内だけでなく海外でも売っていきたい」と、受賞の喜びを語った。
●http://www.japan-ai.jp
《 (株)イーオ》
代表取締役社長の大山一哲氏は、神戸の歴史ある靴メーカーを独立したのちイタリアで靴製造技術をマスターした努力家。「今までにないカテゴリーの靴ブランド“numero uno”(ヌーメル ウノ)は、海外市場を見据えたブランディングの商品。ミペル展からアメリカの展示会に出展し、アメリカとカナダでの販売が決まりました。シンプルなデザインながら従来の靴の概念を変えるような仕様が特徴で、素材から製造まで全てメイドインジャパンが自慢です。海外での販売実績を積んでから日本での販売を考えており、同じビジネスモデルで近い将来バッグの展開も始めたい」と、受賞の喜びと抱負を語った。
●http://io522.com