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【ブルーレザープロジェクト】皮革製品を通じて医療従事者への感謝を伝えよう

time 2020/09/15

【ブルーレザープロジェクト】皮革製品を通じて医療従事者への感謝を伝えよう

 新型コロナウイルス感染症が今なお猛威を振るう中、皮革卸の(株)丸喜(本社東京・藤田晃成社長)では、その最前線で闘う医療従事者に感謝の気持ちを伝えるべく、皮革製品を通じた“寄付”という形で支援する「ブルーレザープロジェクト」を立ち上げた。
 現在、医療従事者への感謝の気持ちを示す「ブルーライトアップ」が各地で実施されるなど、ブルーをイメージカラーとした支援が多く行なわれ、また、自動車産業がマスクの生産、航空会社が防護服のパーツ縫製、化粧品メーカーが保湿クリームの無償提供といった、様々な業界が“できる事”に取り組んでいる。このプロジェクトは、「皮革産業に携わる自分たちに何かできることはないか」という想いからスタートしたものだ。
 寄付を目的としたプロモーション活動となる「ブルーレザープロジェクト」は、消費者であるエンドユーザーにこのプロジェクト対象の皮革製品を購入してもらい、その収益の一部を社会福祉法人恩賜財団済生会に寄付するもの。ブルーレザープロジェクト事務局となる(株)丸喜が、皮革産業に関わる素材メーカーや製品メーカー、小売業者などに参加を呼びかけ、プロジェクト賛同企業からは参加費として33,000円を預かり、事務運営費を除いた金額を「ブルーレザープロジェクト参加企業一同」の寄付者名(別途賛同企業名一覧を添付)で前記の寄付先に寄付する。
 賛同企業には、このプロジェクトの統一されたシンボルマーク、青地を背景に白抜きしたたくさんのハートモチーフで皮革のロゴをデザインしたビジュアルイメージのデータを配布。ビジュアルの下の部分には、それぞれ賛同企業の社名やロゴ、コメントやメッセージを入れることもでき、ポスター・POP・商品タグに使用するなど、各自のプロモーションに沿って自由に活用してもらう。
「賛同いただいた方々には、本プロジェクトによる寄付という形の社会貢献で、将来的な企業のイメージアップに加え、サスティナビリティに配慮した社会作りに取り組むひとつのきっかけとなってもらえればと願っています。また、プロジェクトを通して、様々なカテゴリーに分かれている『皮革を扱う仕事』に新しい集合体が形成され、従来にはなかった販売訴求が生まれることにも期待したい」と、藤田社長は述べている。

売り場でのディスプレイ例


 実際、賛同企業の銀座かねまつでは、8月1日より店頭ウインドウに「ブルーレザープロジェクト」のPOPとブルーの皮革製品をディスプレイし、それらの売り上げの一部を寄付するとしている。医療従事者への支援を意味する「ブルー」を切り口としながら、皮革製品の消費喚起にも繋がる取り組みとして、今後の賛同企業の展開にも期待が高まる。

売り場でのディスプレイ例


【賛同企業】
(株)かねまつ、ダイアナ(株)、マドラス(株)、アバンティレプレ(株)、(株)アダストリア、アークインターナショナル(株)、Usin、合同会社クランク、(株)ニッポン・スタイル、(株)カムサ、(株)リフト、㈲フォーキャスト、キモトレザーワークス(株)、㈲繁栄皮革工業所、浪速産業(株)、フジトウ商事(株)、(株)丸上、(株)オーティーエスジャパン、城北信用金庫、(株)丸喜 (9月3日現在)

●問い合わせ先
ブルーレザープロジェクト事務局((株)丸喜)
TEL:03-3875-4615
https://marukileather.jp

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