2024/08/20
日本鞄ハンドバッグ協会(酒井 豊会長)と一般社団法人日本皮革産業連合会(岩﨑幸次郎会長)では、このほど『鞄・ハンドバッグ・小物 原産国・素材表示テキスト』を制作し、業界関連企業および小売店の希望者に対して、冊子本体無料・郵送料のみ負担で頒布する。また、4月からは、(一社)日本皮革産業連合会のホームページに同テキストの全ページを掲載し、より広く業界関係者への周知のため内容を公開する。
近年、日本国内で販売されている「鞄・ハンドバッグ・小物」製品は、素材や製造の多国籍化が進む一方、皮革素材、合成素材、またそれらを組み合せて製造したものも多く、消費者ニーズと販売環境が変化するなか、消費者保護の立場から企業の責任において適切な表示をすることが重要視されている。
このような状況を踏まえ、日本鞄ハンドバッグ協会では、平成22年に『鞄ハンドバッグ表示委員会』を立ち上げ、平成23年には(一社)日本皮革産業連合会の事業として『鞄・ハンドバッグ表示適正化プロジェクトチーム』を発足、全国から鞄・ハンドバッグ・小物の製造・卸関連企業の代表者および小売業、専門機関からも参画し、法令遵守を大前提に製造や販売の現場で判断に必要となる様々な事例をテキストとしてまとめてきた。
今回の『鞄・ハンドバッグ・小物 原産国・素材表示テキスト』の内容は、原産国および素材の表示義務の範囲(法令の解釈)をはじめ、原産国の表示方法、原産国基準の判断と表示例、原産国表示に関連する注意すべき表記例、素材各種の表記すべき名称、素材表示の表記についての他、関係法令等の抜粋資料で構成。鞄・ハンドバッグ・小物の原産国・素材の適切な表示をするため、製造・販売の現場での判断に必要な事例を詳しく解説している。
●表示テキスト希望の連絡先・問い合せ先
日本鞄ハンドバッグ協会
☎︎03-3851-5278